住宅ローン(じゅうたくローン)
住宅ローンとは、自宅やマンション、土地などの不動産を購入するために、銀行や信用金庫などの金融機関から長期間にわたってお金を借りる仕組みのことをいいます。住宅は人生の中でも特に高額な買い物のひとつであるため、多くの人が住宅ローンを利用して購入資金を用意しています。
住宅ローンで借りたお金は、基本的に毎月一定額ずつ返済していきます。返済金には「元金(実際に借りたお金)」と「利息(お金を借りたことに対する手数料)」が含まれており、返済期間は20年〜35年程度と長期にわたるのが一般的です。
また、住宅ローンを組むときには、金融機関が不動産に「抵当権(ていとうけん)」という担保権を設定します。これは、もし借りた人(債務者)がローンの返済を滞らせた場合、金融機関がその不動産を売却して貸したお金を回収できるようにするための権利です。
万が一、住宅ローンの返済が難しくなってしまった場合には、金融機関から差押えや競売といった法的手続きが取られることになります。ただし、その前に任意売却という方法を使えば、不動産を少しでも高く売却し、ローンの残債を減らすことが可能になる場合もあります。
住宅ローンは、夢のマイホームを実現する大切な手段である一方で、返済が続く限り大きな責任と負担を伴うものでもあります。将来の収入や支出をしっかり考えたうえで、無理のない返済計画を立てることが非常に重要です。