リスケジュール(りすけじゅーる)
リスケジュールとは、借入金の返済条件を変更してもらうことを指します。英語の「reschedule(予定を組み直す)」が語源で、金融の分野では主にローンや借金の返済が困難になった際に使われる言葉です。「リスケ」と略されることもあります。
具体的には、毎月の返済額を減らしたり、返済期間を延長したり、一時的に元金の返済を猶予して利息のみの支払いにするなど、金融機関と相談のうえ返済計画を見直すことを意味します。これにより、急激な収入減や病気などの事情で返済が困難になった場合でも、破綻を避けて生活を立て直す時間を確保することができます。
任意売却を検討している方の中には、リスケジュールを経たうえで売却に踏み切る方も多くいます。リスケジュールはあくまで一時的な措置であり、根本的な解決ではありません。収入の改善が見込めず、返済の目途が立たない場合は、リスケジュールを続けるよりも、任意売却によって住宅ローンの整理を図るほうが現実的な選択肢になることもあります。
なお、リスケジュールには金融機関の承諾が必要であり、必ずしも希望通りに応じてもらえるとは限りません。また、信用情報に影響が出る可能性もあるため、今後の生活設計を考慮しながら、専門家に相談して進めることが大切です。